雪割草の濃赤白覆輪三段咲きの銘花「火焔星」(かえんのほし)の販売です。この花は大輪で豪華な花を開く濃赤白覆輪の三段咲きで「(星日輪×星のワルツ)×(朱里×大観)」の交配から選別したものです。濃赤色にくっきりと白覆輪を絡めたたっぷりとした三段咲きで、力が付くと玉斑を絡めて更に味わい深い花に進化します。全体的には「大観」を濃赤白覆輪にした雰囲気の大きな花で、豪快に広がる鋭角的な三段弁の下にはオシベがあり花粉を吹きます。2023年の「雪のくに・魚沼大会」でも「北魚沼農業協同組合賞」(準優勝)に選ばれた花で、作り込むごとに大きく迫力を増して株立ちになっても花の大きさは変わらず、白覆輪の幅も年々くっきりとして鮮やかな色対比を見せてくれます。また、この花自体が当園でも最も重要な白覆輪三段咲きの♂親の一つで、非常に力のある花なのでここ数年は多くのF1作出に利用している花でもあります。「朱里・大観」系の花なので草姿や全体のバランスも抜群で、観賞価値の高い花の上に親としても弁化能力も高い素晴らしい花です。白地幅のある白覆輪なので、すだれ系白覆輪の♀親などにも対応しやすいものです。販売品は2〜5枚目の写真です。潜り芽を外したもので4.0寸鉢入りの本葉5枚、花は2〜3輪以上は見込める良苗です。5枚目の写真は株分け時の写真ですが、このように根の充実した良苗です。