アルペンガーデンやまくさ

サティリウム・コリフォリウム(Satyrium corifolium)
南アフリカはケープ植物区に産する夏眠性球根ランです。花は大輪で花茎も伸びず属中でもとくに観賞価値が高い花で、一株でも十分みごたえがあります。
栽培不可能種が多い本属において数少ない栽培可能種です。
生育中は風通しよく、水やりの管理は他のケープバルブ同様に乾湿にメリハリをつけます。豪州・欧州産球根ランと同じ管理では腐ることがあるので注意します。もっとも重要なポイントは休眠入りの管理で、まだ花が咲いていても葉が黄色くなり始めたら完全に水を切ることです。増殖は遅く、力の付いた球根から数年に一度小さい増殖球をつけます。
今回出品するのはその数少ない増殖球を1年栽培したものです。開花にはもう一作必要と思われます。

2.5号プラ鉢に中球1球入りです。