南アフリカの珍しいケープ・バルブ「アンドロシンビウム・ヴァンジァールスヴェルドゥ」(Androcymbium vanjaarsveldu)の販売です。これまでアンドロシンビウム・sp・鶉葉として栽培していたものですが、この学名であることが解りました。アンドロシンビウムの仲間は現在はコルチクムに統合されていますが形態はコルチクムとはかなり異なり、大きな硬い2枚の青緑地に紫褐色の細かいウズラ模様を散らした葉を広げて、中心に抱えた総苞葉を広げて中に小花を散らします。球根は硬い角質の樹皮の様な球根で、あまり乾かしすぎると硬質化して1年間芽が出ずに休眠することがあります。この様なタイプは休眠中でもほんの軽く湿り気を感じさせると発芽を促す球根になりやすいものです。栽培はほかのケープ・バルブに準じますが、増殖はしやすい個体とそうでないものがあります。今回の販売品は比較的増殖しやすい個体で、先日植え替えの折に分球していたものです。販売品は3〜4枚目の個体です。開花見込み〜1作開花見込み球の3.0寸角プラ鉢に1球入りです。